喜ばれるアンケートの景品とは?景表法のチェックポイントも解説
アンケートの実施において、回答者の関心を引き付け、有意義なデータ収集を促すためには、景品の選定が重要な役割を果たします。本記事では、アンケートの景品に焦点を当て、その選定方法や人気のある景品の種類、さらに景品選びに際しての法的な考慮点について詳しく解説します。
アンケート回答率を上げる設計方法と手段については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>アンケート回答率を上げる設計方法と手段とは?効果的なインセンティブも紹介
目次[非表示]
- 1.アンケート景品について
- 1.1.アンケート景品の特徴
- 2.景表法に基づく景品の選び方
- 3.人気のあるアンケート景品の紹介
- 4.景品についての注意点
アンケート景品について
企業が販促活動の一環として実施するアンケートにおける景品には、主に金銭的インセンティブと非金銭的インセンティブの二つのカテゴリがあります。金銭的インセンティブには現金、クーポン、ギフトカードなどが含まれ、非金銭的インセンティブには記念品、限定品、優待サービス、イベントの参加券や優先権などがあります。特に、アンケートの謝礼としてデジタルギフトが推奨されています。これは、少額からでも提供可能であり、SNSやメールを通じて簡単に送付できるため、発送費や在庫管理の必要がない点がメリットです。
アンケート景品の特徴
アンケート景品の特徴は、回答者を動機づけ、関心を引くことに重点を置いています。金銭的インセンティブは、現金やギフトカードなど、回答者に直接的な価値を提供する方法です。これらは、回答者が自由に使えるため、幅広い人々に受け入れられやすいです。一方、非金銭的インセンティブは、記念品や限定品、特別なサービスといった、より個性的な価値を提供します。これらは特定の興味や趣味を持つ人々に特に魅力的です。景品の選定は、アンケートの目的やターゲット層に応じて適切に行われることが重要で、アンケートの成功に大きく寄与します。
\ プレゼントキャンペーン調査データ ダウンロード /
景表法に基づく景品の選び方
ここでは、企業がアンケートにおける景品を選定する際に知っておくべき、景表法(不当景品類及び不当表示防止法)について説明します。
景表法とは何か
景表法(不当景品類及び不当表示防止法)は重要な法的基準です。この法律は消費者の利益を保護し、商品やサービスの不当な表示と過大な景品類の提供を制限します。景品類は、商品やサービスの利用者に対し、物品や金銭などの経済上の利益を提供するものです。これには映画の招待券や金券、商品券などが含まれます。
景品の価格帯の考慮
景品類は一般懸賞、共同懸賞、総付景品の3種類に分類され、それぞれに限度額が設定されています。例えば、一般懸賞の場合、5,000円未満では取引価額の20倍、5,000円以上では10万円が最高額とされています。これはアンケートの目的や形態に応じて、適切な景品を選ぶ際の基準となります。
アンケートを実施する際には、この法律の規定を理解し遵守することが重要です。特に、顧客を誘引する手段としてアンケートを利用する場合、景品表示法の適用を受ける可能性があります。抽選で景品を渡す場合は特に注意が必要で、景品の総額や最高額が法律で定められた基準を超えないようにする必要があります。このような法的な枠組みを理解し、適切な景品を選ぶことで、アンケートの成功と法的なリスクの回避の両方を実現することができます。
景表法についてくわしく解説した記事も合わせて御覧ください。
人気のあるアンケート景品の紹介
アンケートの景品は、回答者の関心を高め、参加を促す上で大きな役割を果たします。ここでは、企業がアンケートキャンペーンで利用できる、人気のある金銭的景品と非金銭的景品について紹介します。金銭的景品は、その実用性と柔軟性で幅広い層にアピールし、非金銭的景品は、個性や特別な魅力を提供します。これらの景品がどのように参加者の興味を引き、アンケートへの参加を促すのかを掘り下げていきます。
金銭的景品
アンケートで人気のある金銭的景品には、以下のようなものがあります。
金銭的景品の種類 |
説明 |
---|---|
現金 |
最も直接的なインセンティブ。幅広い層にアピールし、汎用性が高い。 |
商品券 |
特定の店舗やオンラインストアで利用可能。選択の自由を提供。 |
ギフトカード |
AmazonギフトカードやJCBギフトカードなど、様々なブランドから選べる。 |
デジタルギフト |
LINEギフトやポチッとギフトなど、オンラインで簡単に利用できる点が魅力。 |
これらの金銭的景品は、アンケート回答者に対する感謝の意を示し、参加を促す効果的な手段となります。
デジタルギフトの中でもオススメはポチッとギフトです。
ポチッとギフトをアンケート謝礼に採用されたスカイマーク様の事例と合わせて御覧ください。
金銭的景品を提供するアンケートキャンペーンを実施する際の注意点は以下の通りです。
- 景品表示法に定める規制に従う必要がある。特に一般懸賞の場合、景品類の最高額と総額に制限がある。
- 個人情報保護の観点から、回答者の個人情報を適切に管理することが重要。
- 金銭的景品の金額設定は、回答者の属性や企業の予算等を考慮する必要がある。
- 景品提供のタイミングによってコストや回答の質に影響するため、慎重に検討する必要がある。
- 回答者に対するお礼の気持ちを込めるなど、企業イメージの向上にも留意することが大切。
アンケートの目的に合致した適切な金銭的景品を用意し、関連法令を遵守して実施することが重要です。
非金銭的景品
非金銭的景品の中で人気があるものには、次のようなアイテムがあります。
種類 |
例 |
特徴・適用層 |
---|---|---|
グルメ商品 |
・ブランド牛肉の食べ比べギフト |
幅広い層に受け入れられる可能性が高い |
キッチングッズ |
・ホーロー鍋 |
料理愛好家や家族層に喜ばれる |
生活家電 |
・マッサージクッション |
日常生活で使える、種類が多く話題の新商品も含む |
美容家電 |
・リフトマッサージ機 |
主に女性向け、男性向けの美容グッズも選択肢に |
自社商品・ オリジナルグッズ |
・企業のロゴ入りタンブラー |
自社のブランドイメージを強化し、話題性を高める可能性あり |
非金銭的インセンティブは、賞品や利用券など金銭ではないインセンティブで、オリジナルグッズや優待サービス、チャリティなどが含まれます。非金銭的インセンティブを活用することで、企業の独自性を出すことができますが、ターゲットに喜んでもらえるような品物選びが重要です。また、非金銭的インセンティブはお礼の言葉を添えて贈ることで企業のイメージアップにも効果的です。景品の選定にあたっては、ターゲットや自社の予算に合わせて適切なものを選ぶことが重要です。
景品についての注意点
アンケートモニターへの謝礼は多くのメリットをもたらしますが、効果的な活用のためにはいくつかの点に留意する必要があります。まず、モニターの属性に適した謝礼を選ぶことが重要です。これにより、関心を持ってもらい、回答率を高めることができます。さらに、アンケートで個人情報を収集する場合は、その保護と流出防止に最大限の注意を払うことが不可欠です。また、抽選で謝礼を提供する際には、景品法の規定に注意し、法的制約を遵守することが求められます。これらの点に気をつけることで、アンケートの謝礼が最大の効果を発揮するでしょう。
グループインタビュー等の謝礼にオススメ「配送型Webカタログギフト Cesta」