社名・サービス |
グロービート・ジャパン株式会社 らあめん花月嵐 |
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事業内容 | 飲食チェーン(ラーメン店)経営及びフランチャイズ事業 |
従業員数 |
正社員 182名 |
Webサイト | グロー・ビートジャパン株式会社 https://www.globeat.jp/ らあめん花月嵐 https://www.kagetsu.co.jp/ |
お話を伺った方 | 企画広報制作部 部長 鈴木 力様 |
グロービート・ジャパン株式会社様 は、「ラーメン・エンタメ・サプライズ」という理念 のもと、国内外で『らあめん花月嵐』や『とんこつらぁ麺CHABUTON』など、ラーメン専門の5ブランドを展開されています。ブランドの認知拡大に向けてさまざまな施策を実施されているなか、クーポン発行に関する課題を解消する手段として、『ポチッとギフト』『Webキャンペーンシステム』をご導入いただきました。今回は各サービス導入前の課題やお悩み、導入の決め手、実際利用しての効果などについてお話を伺いました。
導入前の課題 |
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導入の決め手 |
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導入の効果 |
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新規のお客様への認知拡大を目的とした紙クーポンの運用について、グロービート・ジャパン株式会社様では課題を感じていたといいます。
「『らあめん花月嵐』の認知拡大施策の一環として、紙のクーポン配布を長年続けてきました。チラシの折込やラーメン専門誌への掲載など、オーソドックスな方法ですが、回収率が低く、費用や手間に対して効果が見合っていないと感じていました。一方で、デジタルクーポンは『らあめん花月嵐』の公式アプリ内で発行していましたが、アプリをダウンロードしているのは既存のお客様が中心で、新規層へのアプローチにはつながっていませんでした。(鈴木様)
アンケートについても、紙とデジタルの併用により運用上の課題を抱えていたといいます。
「お客様の声を集めるため、店内では紙での記入とオンラインでの回答の両方の手段を設けていました。しかし、意外にも紙のアンケートのほうが圧倒的に回収率が高く、完全なデジタル化に踏み切ることができませんでした。紙のアンケートの場合はスタッフに直接お渡しいただくか、郵送での回収となるのですが、後納郵便を利用していたため、郵送費が当社負担となり、コスト面も悩みの一つでした」(鈴木様)
デジタル化を進めるにあたり、複数のサービスを比較検討されたといいます。
「他のデジタルクーポンサービスの提案もいくつか受けて検討しましたが、多くのサービスが特定のプラットフォームに依存しており、その枠組みの外にいる新規のお客様にはアプローチしづらいことがネックでした。それぞれ魅力はありましたが、懸念点も多く、導入には至りませんでした」(鈴木様)
そんな折、親会社であるフルキャストホールディングスが実施した社内キャンペーンをきっかけに、SBギフトのサービスを知ったそうです。
「フルキャストホールディングス所属のスタッフ向けに、SBギフトさんの『Webキャンペーンシステム』を活用した、『らあめん花月嵐』のラーメンやドリンクの無料券が当たるキャンペーンを行いました。事前に店舗にも利用方法を共有していましたが、実際にデジタルで発行された無料券を店舗で使う際、スタッフが戸惑うことなく対応できていました。そのスムーズさを見て、改めてSBギフトさんに詳しく話を聞くことにしたのです」(鈴木様)
他社のサービスで懸念していた点が解消されたことが、『ポチッとギフト』採用の決め手になったそうです。
「一番大きかったのは、プラットフォームが固定されておらず、新規のお客さまにも幅広くリーチできる点です。また、デジタルクーポンにありがちな”コピペ利用”といった同じクーポンを何度も使えてしまうような不正リスクに対しても、しっかり対策が講じられていたことが安心材料になりました」(鈴木様)
加えて、紙のクーポンで発生していた業務負荷 の大きな削減も、大きな決め手のひとつになったといいます。
「紙のクーポンでは、店舗で使用枚数を正の字で数え、それを本部に郵送で報告する必要がありました。本部でもその情報を手入力で集計していたため、大きな手間がかかっていたんです。ところが『ポチッとギフト』であれば、クーポンと店舗コードを紐づけることで自動的に集計できるため、店舗・本部ともに作業時間を大幅に削減できました。結果もすぐに数字で見えるようになり、大きなメリットでした」(鈴木様)
また、これまで完全移行に踏み切れなかったアンケートのデジタル化についても、SBギフトにご相談いただきました。
「紙のアンケートの回収率の方が圧倒的に高く、デジタルへの一本化には不安がありました。ですが、SBギフトさんから「アンケートに回答した方に、その場で使えるデジタルクーポンを『ポチッとギフト』で発行すれば、回収率が下がることなく運用できるのでは」という提案をいただきました。さらに、これまで人力で行っていた回答者への抽選も、『Webキャンペーンシステム』を使えば一括で処理できるとのことで、思い切ってデジタル化に踏み切ることにしたのです」(鈴木様)
導入の決め手にもなった「工数削減」以外にも効果を感じていることがあるといいます。
「紙のクーポンでは、紛失やカウントミスが発生することも多く、経理処理にも手間がかかっていました。デジタル化によりこうした齟齬がなくなり、経理担当者からも好評です。紙作業が減ったことで、浮いた時間を他の業務に充てられるようになったという声も現場から上がっています」(鈴木様)
『ポチッとギフト』の運用も、店舗でスムーズに対応できているそうです。
「新しいクーポンの仕組みが始まるにあたっては、店舗に向けたクーポン画像の一覧や、お客様の利用状況がイメージできる動画マニュアルなどを用意しました。その結果、大きな混乱もなく、問題なく稼働できており、ほっとしています。私たちが一番気をつけているのは、スタッフが操作に戸惑い、お客様を不安にさせないことです。特に外国籍のスタッフも多いため、文字情報だけでなく"目で見てわかる”サポートが重要だと考えています。」(鈴木様)
デジタル化に踏み切れずにいたアンケートについても、手ごたえを感じているといいます。
「紙のアンケートのほうが、 回収率が高かったため、デジタル化には不安がありました。しかしデジタルアンケートとその場で抽選を行い、クーポンを渡せる『Webキャンペーンシステム』を活用したことで、 アンケートの回収率は3割アップしました。さらに、回答内容がリアルタイムで確認できるようになり、素早く店舗へフィードバックできる体制が整いました。お客様の声をすぐに反映できるようになったのは、大きな進歩だと感じています」(鈴木様)
スタッフからも、新規のお客様が増えたという声があがっているそうです。
「店頭ではセルフ注文端末を使ってオーダーを受け付けていますが、端末操作なしで注文できる『ポチッとギフト』に魅力を感じている方も増えております。また、紙のクーポンと比べても回収率が高く、多くのお客様にご利用いただけていることがわかり、とても嬉しいです。『ポチッとギフト』が認知拡大に一役買ってくれているのをひしひしと感じています」(鈴木様)
また、これまで把握が難しかったFC店舗の動きも、可視化できるようになったことが大きなメリットだといいます。
「『らあめん花月嵐』は直営店が40店舗、FC店が140店舗以上という構成です。本部とFC各店とは共同事業ではありますが、独立した経営関係となり施策実施の報告義務はないため、施策の実績を正確に把握するのが難しいという課題がありました。しかし今回、『ポチッとギフト』の導入により、実際のクーポン利用状況や売上などの"実値”が把握しやすくなり、今度の施策立案にも役立てられそうです。こうした情報をもとに、オーナー様にも具体的な成果を報告できるようになり、喜ばれています」(鈴木様)
「1つは『ポチッとギフト』限定のオリジナルメニューの提供です。『ポチッとギフト』をご利用いただいたお客様だけが味わえる特別メニューを開発できれば、再来店の動機にもつながり、リピーターの獲得が期待できると考えています。2つ目は、『らあめん花月嵐』の魅力のひとつである"月替わりのラーメン”を『ポチッとギフト』で提供することです。導入当初は、お客様やスタッフからの意見などをしっかりと反映したうえでデジタルクーポンの作成をしたかったため、スタンダードメニューのみでスタートしました。ですが、現在ではデジタルクーポンの利用がスムーズに進んでおり、月替わりラーメンへの展開も十分に実現可能だと感じています。これからもSBギフトさんに色々と相談しながら、『らあめん花月嵐』を好きになっていただけるような仕掛けを考えていきたいと思っています 」(鈴木様)