
メルマガ開封率の平均はどのくらい?開封率を上げる方法5選を解説
メールマーケティングを効果的に進めるうえで、開封率の向上は重要な課題の一つです。配信したメルマガが読まれなければ、いくら中身の濃い内容を用意しても意味がありません。この記事では、メルマガの開封率の実態を把握したうえで、すぐに実践できる改善のポイントをご紹介します。
目次[非表示]
- 1.メルマガの平均開封率は〇%
- 1.1.メルマガ開封率の算出方法
- 1.2.メルマガ開封率の平均
- 1.2.1.主な業界の平均開封率
- 2.今すぐできる!メルマガ開封率を上げる対策5選
- 2.1.件名は文字数を少なく配信元を明記する
- 2.2.配信タイミングは曜日と時間に気を付ける
- 2.3.配信頻度は多すぎてもNG
- 2.4.閲覧端末はPCが多い?スマホが多い?
- 2.5.配信リストは定期的に精査する
- 2.6.メルマガ登録者も増やすなら特典の提供を検討する
メルマガの特典には手軽に贈れるポチッとギフト
メルマガの平均開封率は〇%
メルマガの開封率は、業界や配信内容によって大きく異なります。まずは、開封率の算出方法を理解し、一般的な平均値や業界別の数値を確認することで、自社のメルマガの現状を適切に評価できるようになります。
メルマガ開封率の算出方法
メール開封率は、配信したメールがどの程度読まれているかを示す重要な指標です。計算方法はシンプルで、以下の式で求めることができます。
ーーー
開封率(%)=(開封数÷有効配信数)×100
ーーー
「開封数」とは、受信者がメールを開いた回数を指します。HTMLメールの場合、メール内に組み込まれた画像が読み込まれた回数で測定します。
「有効配信数」は、送信したメールの総数からエラーで届かなかったものを除いた数を表します。
1,000通のメールを送信し、800通が開封された場合の開封率は次のように計算します。
ーーー
開封率 =(800÷1,000)×100 = 80%
ーーー
正確な開封率を把握するためには、HTMLメール形式での配信が必要です。テキスト形式のメールでは、開封の有無を正確に測定できない場合があります。
メルマガ開封率の平均
メールの平均開封率は15%から20%の範囲ですが、業界やターゲット層により大きく異なります。効果的なメール配信を行うためには、自社の開封率を業界平均と比較して評価することが重要です。
主な業界の平均開封率
Benchmark Emailの2024年版レポートによると、業界によってメール開封率に大きな差が見られます。特に医療業界が28.14%と最も高い開封率を示しており、重要な健康情報やサービスの提供が高い関心を集めていることがわかります。
観光・エンターテイメント業界も27.59%と高い開封率を維持しています。旅行やイベント情報など、魅力的なコンテンツが受信者の興味を引きやすい傾向にあります。
不動産業界は26.65%、広告・マーケティング・PR業界は26.41%と、ともに高い水準を示しています。不動産業界では地域に特化した物件情報が、広告業界ではクリエイティブなキャンペーン情報が効果を上げています。
小売・消費サービス業界は24.28%と中程度の開封率となっています。セールや新商品情報が主なコンテンツですが、競争が激しく、差別化が課題となっています。
テクノロジー・通信業界は20.33%、教育業界は16.73%と、比較的低めの開封率にとどまっています。特に教育業界では、受信者の多忙さが影響している可能性があります。
https://www.benchmarkemail.com/jp/email-marketing-benchmarks/
これらの業界平均値は、自社のメールマーケティングの効果を測る際の参考指標として活用できます。自社の開封率が業界平均を下回っている場合は、以下の点を見直すことで改善が期待できます。
- メールの件名や内容の工夫
- 配信タイミングの最適化
- ターゲット層に合わせた内容の調整
メール配信の効果を高めるには、継続的な測定と改善の取り組みが欠かせません。
今すぐできる!メルマガ開封率を上げる対策5選
メルマガの開封率を上げるには、配信に関する様々な要素を最適化する必要があります。ここでは、件名の工夫から配信時期の設定まで、すぐに取り組める具体的な改善方法をご説明します。実践しやすい順に5つのポイントをまとめましたので、できるところから始めてみましょう。
件名は文字数を少なく配信元を明記する
件名は、受信者がメールを開封するかどうかを決める最初のポイントです。以下の点に注意しましょう。
文字数を短く簡潔に:
件名は20~30文字以内に収め、内容が一目でわかるようにします。
配信元を明記:差出人名に企業名や担当者名を入れることで信頼感を与え、迷惑メールと誤解されるリスクを減らします。
配信タイミングは曜日と時間に気を付ける
配信するタイミングも開封率に大きく影響します。以下の時間帯や曜日を意識してみてください。
時間帯:一般的に、朝の8~9時や昼休みの12~13時が開封率が高いとされています。
曜日:火曜日や木曜日が比較的効果的とされる一方、月曜日の朝や金曜日の夕方は避けたほうが良い場合があります。
配信頻度は多すぎてもNG
配信頻度が高すぎると、受信者に「スパム」と認識されるリスクがあります。
週1~2回程度が目安:業界やターゲット層によって異なりますが、頻度が多すぎると購読解除率が上がる可能性があります。
内容に価値を持たせる:配信するたびに有益な情報を提供することで、受信者の興味を維持します。
閲覧端末はPCが多い?スマホが多い?
受信者がどの端末でメールを閲覧しているかを把握し、それに合わせたデザインを採用することが重要です。
スマホ対応のデザイン:近年ではスマホでメールを閲覧する人が増えているため、モバイルフレンドリーなレイアウトを採用しましょう。
レスポンシブデザイン:PCとスマホの両方で見やすいメールを作成することで、開封率を向上させます。
配信リストは定期的に精査する
配信リストの質を高めることで、開封率を改善できます。
アクティブな購読者を優先:長期間メールを開封していない購読者をリストから除外することで、開封率を向上させます。
セグメント化:購読者の属性や興味に応じてリストを分け、ターゲットに合った内容を配信します。
メルマガ登録者も増やすなら特典の提供を検討する
新規登録者を増やすために、特典を提供するのも効果的です。
インセンティブの活用:クーポンや限定コンテンツを提供することで、登録率を向上させます。
登録フォームの最適化:簡単に登録できるフォームを用意し、登録のハードルを下げましょう。
これらの施策を実践することで、メルマガの開封率を効果的に向上させることが期待できます。まずは取り組みやすいポイントから始め、データをもとに改善を繰り返していきましょう。
メルマガのインセンティブにはポチッとギフトがおすすめです。